ディベートリソース集

 

自分が昔もっと早く誰かに教えてもらいたかった情報リストです。

以下のリソースにアクセスできるだけで相当ディベート伸びると思います。

 

(※掲載しているコンテンツの所有者の承諾を一切取っていません。本当にごめんなさい。載せないで欲しい、言い方を変えて欲しい等要望があれば遠慮なくご連絡下さい。)

 

ディベートコンテンツ

以下、リソース(音源やレクチャー)を上手に使うことの重要性について、主観的意見を述べます。これにもし納得せずバルバロイだと思ったら信じないで下さい。

(僕の考える)本質情報は、ディベートって経験者ゲーです。

理由は単純明快で、経験者はモーションを見たらある程度昔似たようなモーションをやったことがあったりして、それをベースにケースを立てたり、過去の記憶を頼りに瞬時に反論が思いついたりするからです。所謂老害と呼ばれる社会人ディベーター(時々目も当てられないほど害な方もいらっしゃいますが、大多数が超絶良い人で益なので、老益とでも呼びましょうか)の方々がBPのPMで、準備時間15分なのに綺麗にケースを立てるのはその人の知能レベルが飛び抜けているとかではなくて、頭の中に過去の経験という、いわば事前に準備した原稿があるからですよね。

勿論英語力や知識量には個人差があるので一概には言えませんが、全ディベーターが全く同じ練習をしたとしたら、長くやった奴が勝ちます。

時間は限られているので、できるだけ練習に時間を割くというのは当たり前ですが、その中で同学年だけでなく年上にも勝って一つ上を行くには、効率的な練習方法について考える必要があります。

初心者4人で集まってNAの試合をすることと海外のトップレベルの大学生ディベーターの試合を観ることと、どっちの方が効率がいいかという話です。これは流石に極端だし、初心者にトップレベルの音源見せても分からねえだろと言われたらそれまでですが、明らかに後者の方が勉強の効率はいいですよね。

 

ここで述べている経験で得られることは大きく2通りあります。

1つ目がディベート特有の評価軸、議論に慣れること。

これはひたすら大会に出て格上に当たることが大事です。部内戦みたいに内輪でばかり練習するのはあまり意味がないです。楽しいからやるならそれは自由ですが、やっぱ勝ちたくないか。なので、特に海外大会で揉まれることが大事です。参考になることがあると思います。

そしてこれと同じくらい大事なのが、音源を観ることです。トップはこういう風にディベートするんだと何となくの雰囲気が掴めます。後半スピーカーで争点のまとめ方とか反論の仕方とか。

 

2つ目がケースを立てるための事前知識です。

事前知識の習得は2パターンあって、

1つ目は音源を観ること

音源やレクチャーは、実績をあげていて経験の豊富な人の知恵を拝借できる貴重なリソースだと思います。どうやって他のモーションでも使えるかなと考えながら聞くことが大事です。僕はあまり記憶力がよくないので、良さそうな音源は2, 3回聞いて脳内の記憶に無理矢理定着させました。学校の行き帰りも聞いていた時期がありました。流石にやりすぎですね。

実例とかのリサーチに関しては、動画で出てきた例を調べてwikiを読んで大事そうならメモする、くらいだったので、ディベートで使える知識のみを抽出した感じです。

 

2つ目は社会一般の言説を知ること。

ニュース記事や本を読むことで得られる知識のことです。評論家紛いの人が例えば「Me tooは果たして成功だったのか」とか「アフガニスタンの首都陥落について」とかを語ってますよね。何か問題がないところにディベートは発生しないので、その問題とそれに関する意見を収集するのにこれは有用です。ただ、ディベートで強い議論と実社会で強い議論にはかなりの乖離があるので注意。

とはいえ、活字を読むことが嫌な怠惰な僕は殆どニュース記事や本を読んでいません。めんどい。音源とかレクチャーの方がそのまま使えるし楽だったのでね。

 

Argumentの考える速度に関してはコツコツプレパ練をすることが必要ですが、WSDCは準備時間60分あるのでこれは要らないでしょう。

語り終わり

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ということで要は音源とレクチャーが大事です。

ようやく、コンテンツ紹介します。

1. ありとあらゆるオンライン上のレクチャー動画が載っているスプレッドシート

これはホントに作った人えぐい。

docs.google.com

2. オーストラリアの団体がFacebookにあげていた音源/レクチャー/その他リソース集 

Imogen Harper, James Stratton, Bostan Nurlanovは神なので彼らの出ている音源を観るのがおすすめ。YouTubeに載っていないものが殆どなので、マターをパクってもジャッジにバレないのが最高()

Matter Resources: https://tinyurl.com/adc-matter-resources
Method Resources: https://tinyurl.com/adc-method-resources
Adjudication Resources: https://tinyurl.com/adc-adj-resources
Great Debate Recordings: https://tinyurl.com/adc-great-debates
Miscellaneous Resources: https://tinyurl.com/adc-public-resources

 

3. ディベートブログ

↓これ、高1のまだargument思いつくのが精一杯の時期に読んでいた。量がレベチで全部読めば大半のモーションでargumentに困らなくなる。

youjin2237.hatenablog.com

天才ディベートGODのブログです。お察しの通りこの資料も神です。

verflucht.hatenablog.com

 4. YouTube上音源

WUDC, WSDC, HWS Round Robin, EUDCといった有名な国際大会の名前に年度をつけて検索すると何かしらヒットするので、それを見ましょう。

できるだけここ数年の動画を見た方がいいです。特にWSDCは昔になるほど地雷音源が多いので、なんなら2019〜21の3年間だけを優先して見る方がいいくらい。

※2021年のWSDCの動画は公式facebookページに載っています。

5. 海外大会に出る際

特に来年もWSDCはオンラインだと思うので、またPanda divisionとHegel divisionみたいに予選はアジアと欧米で分かれると思います。アジア圏(インド・マレーシア・フィリピン等)のジャッジが相当数いるので、アジアの国のリサーチは絶対にした方がいいと思います。というのも僕含め日本人は先進国のcontextでディベートをしがちですが、相手が途上国のcontextメインにargumentを出してきたときに、そもそも話があわずパラレルになって、ジャッジの主観で勝ち負けが決まるケースが結構多いです。そうなると負けてしまう可能性が結構高いし、途上国の話を一蹴すると特に相手が途上国出身のチームのときに相当悪く見えます。実力以外の理由で負けないためにも、インド・パキスタン・マレーシア・フィリピン・シンガポールミャンマーあたりは、調べると意外に面白いのでリサーチしておくことを強くお勧めします。

各種情報 (大会情報等)

1. Underbridge氏

どうやら本名は橋本ではないらしい。

Twitterとブログで大会等の情報発信をしてくださっている方です。

さらには今回の論題解説の記事にご協力頂きました。神です。フォローしましょう。

underbridge-engdeb.hatenablog.com

twitter.com

2. ディベート大会等スケジュール表

docs.google.com

3. Facebook上での大会情報

国際大会に関しては、Debating Seriousposting/ Asia Debating/ Japan Debatersと検索かけてみてください。このグループに定期的に大会/レクチャー/その他イベントの情報が流れているので参加しておくのがおすすめ。