以前宣言した解説記事の作成が面倒になってしまって、全然更新できていません。
Criminal Justiceの解説記事はいずれ出します。頑張ります。
ちょっと書くのに時間かかる記事は後回しにして、音源紹介の記事を書いていこうと思います〜
有名な音源についてガチで解説するというよりは、ちょいニッチな音源でこのスピーチ上手くね、このスピーチすごくね、って思ったことをそのまま書きます。記事自体はすごい短いけど、頻繁に更新したい…!
最初に紹介するのはこれ!
Motion: This house prefers a world where religious beliefs and teachings are not codified into scripture or doctrine.
OG: TCD Hist PW (Naomi Panovka, Daniela Williams)
OO: Zagreb PT (Paula Djaković, Tin Puljić) (progressed)
CG: Oxford (B)arbie Boy and Oppenheimer Girl (Aidan Woo, Elena Radulescu)
CO: Less stoicism motions than Astana 2021 (Biser Angelov, Maria Matcheva)(progressed)
結構前に聴いたのであんまり詳細には覚えていませんが、LOが上手かった気がする。
ただここで聴いて欲しいのはMOのスピーチです。
COのExtensionは、宗教団体がでかい方がより多くの貧困層を救える!というシンプルケース。ここで注目して欲しいのは立論の組み立て方です。構造がすごく綺麗。
まず、Introがあり、その後に
We have to prove two things: 1) why there is asymmetrical centralisation and bigger religious organisations on our side 2) why we have a higher capacity to have more money to help more people in disprivileged backgrounds
このargumentのburdenはこれですよ ってジャッジに最初に示してあげてるのすごくいいですね。
んで、1つ目のburdenについては、Oppの世界ではcentralisationがあって、Govの世界ではfragmentationが起こるって説明していますよね。
Govの世界とOppの世界のComparative両方示せていています。片方じゃ足りない。
2つ目のburdenについては
宗教団体のincentiveはwashだ。宗教団体はどのみち信者を増やしたいやん。
(とはいえPOIへの返しで貧困層を助けるincentiveも増えるって言ってるけどね)
ここの部分、Govが強調しているincentiveの話をフレームアウトして、自分達の話に持っていってる感じ、コスパがいいですね。
incentiveはどうでもいいんだけど、じゃあ何が大事なのか?
大事なのはcapacity…!
capacityについては、宗教団体を維持するための最低限必要なコストがある。そこから先のコストはどこに行くかというと貧困層の援助に行く(信者を増やすため)。所謂proselytisationってやつですね。
そこからcentralisationによってどうcapacityが増えるかを細かく説明しています。このメカニズムのところも、economies of scaleとかよく出てくる分析を、このモーションのcontextに合わせて詳しく説明していますね。とりあえずよく使うメカニズムをコピペするんじゃなくて、このディベートでの具体的な話として展開されていて、反論されづらくなります。オリジナルトッピングをつけるイメージ。
最後、why is this unique?
政府とか民間のcharityじゃ貧困対策不十分で、宗教団体がやることが素晴らしいって話。
これはburdenではないですよね。要はここの話、なくても大丈夫ですよね。政府とかが貧困対策頑張ってたとして、さらに宗教団体も頑張ったらbenefitあるやん。
でも、他の機関が一切貧困層に見向きもしない中で宗教団体が頑張れば、impactでかいですよね。
なので、この部分のスピーチは、立論には必要ではない。でも、あった方が立論が強くなる。
まとめると、構造はこんな感じ。
- 2つburdenがある
- 1つ目のburden
- Oppの世界ではcentralisation
- first mover advantage, authority derived from codification
- Govの世界ではfragmentation
- opportunistic motives, scandals, incentives to fragment the organisation
- Oppの世界ではcentralisation
- 2つ目のburden
- incentiveはwash
- 大事なのはcapacity
- economies of scale, less competitions with other religions, more politically preferential treatment
- Weighing: ppl being alive is the most important thing
- 最後、impactがunique
- secular organisationsの資金は不安定
- government doesn't have political incentive
これが広瀬すずみたいなスピーチです。
こういう構造化された綺麗なスピーチできるよう頑張りたい。
この記事書くの10分くらいなので、これなら定期更新いけるかも、、、??